新名古屋−中部空港 新鋭電車で27分

名古屋鉄道と住友金属工業(大阪市)は2005年改行の中部国際空港へのアクセス鉄道に新方式の車体制御システムと搭載した新型車両を導入、新名古屋−空港間を27分で結ぶめどをつけたことを明らかにした。

新システムは住友金属工業が開発した車体傾斜制御システム。車両の台車に取り付けた空気バネやセンサーを活用し、カーブを曲がる際に車体を2度の角度まで傾かせて曲がりやすくした。同システムの実用化は私鉄では国内初。

1600系(撮影:みどら〜氏)新名古屋からはカーブの多いコースだが、車両が傾いた際に遠心力を低減させる。現在は名古屋−常滑間の最速電車でも29分かかる。シミュレーション上で、現状では新名古屋−空港間は32分。住友金属側は「空港まで27分で走れるめどが立った」としている。

導入する新型車両は津島、西尾線などで現在3両編成で特急として運用している1600系「パノラマスーパー」をベースにした車体で、スーツケースを収納するスペースを設けるなどして一新する予定。

[ソース:中日新聞10/31(木)夕刊]

2002-10-31/10:00:00 (2,657 ヒット)

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